それでは、会議を始める。

今回の議題は――

目玉焼きには何をかけるか、だ。

勿論人狼も普通に行うが、目玉焼きに何をかけるか会議を行いながらやろう。

そうか、智恵子か。

あの女の意見にはもっともな部分がある。

だが、待って欲しい。

目玉焼きってのは、黄身の部分が半熟であるべきだろう。

黄身が固くなるまで白身をカリカリになるまで焼くのは、そもそも焼きすぎではないだろうか。

みんな、どう思う。

運命、運命か。

嗚呼人の世の運命とは、かくも儚きものなのか。

高村君は、まるで詩人のような事を云うね。