そこでswillたんは、勇気をふりしぼって、狼に対して突然お辞儀をしたのです。
swillたんを食べようとしていた狼さんは、思わずぽかんとしてしまいました。
swillたんは狼さんに言いました。
「ねぇねぇ、狼さん、狼さん、聞いてくださいな。
とても小さい頃の事だからよく分からないんだけど、ぼくのお母さんが、『ぼくの幼い時に、狼さんにつかまっていなくなったお兄さんさんが
いる』って聞いた事あるんですよ。お母さんはいつもその兄さんに事を心配していました。
…だから今日、こうしてお兄さんとお会いできて嬉しいです。」
狼さんはそれを聞くと、首をかしげながらswimたんに聞き返しました。
「お前は人でおいらは狼なのに、どうしておいら達が兄弟というのか?」