時は第二次世界大戦の事です。
もはやドイツの敗戦が濃厚としてきた頃でした。
ドイツ軍は、ある兵器を考えついたのです。
それは狼に爆弾をくくり付け、敵戦車の下に潜り込ませ爆発する…という兵器…
訓練は簡単。
空腹にした狼に戦車の下に餌を置き、戦車の下には餌がある事を教え込ませるのです。
そして、実際の戦闘でいよいよ試す時が来ました
しかし、犬を放す前にある兵士が犬に餌を与えました。
狼が餌を食べ終わった後、兵士は狼を逃がして言いました。
「戦争で死ぬのは人間だけで良い、狼は無実だ」
それを聞いた他の兵士達はそれぞれの狼に餌を与え、逃がしましたとさ。