ある辺境の村に「人狼」が入り込んだ。

人狼は白昼の下では無害な村人の姿をとっているが、日が落ちると狼に変じて人を食う。村人には人狼の正体を見極める力がない。彼らにできるのは、村民会議を開き、疑わしい住人を処刑することだけだ。

狼少年 アイス が村を訪れた。

【天の声（Xiwong）】

21日水曜日、23時開始予定。
人数によって15分ごとに開始時間を延長します。
最終開始予定時刻23時30分予定。

【天の声（Xiwong）】

……今日は昼夜の時間を確認しました。したもん！

【天の声（Xiwong）】

23:15開始予定。

スコットランドヤード が村を訪れた。

杜仲茶 が村を訪れた。

【天の声（Xiwong）】

23:30開始予定。

減肥茶 が村を訪れた。

ジャスミン茶 が村を訪れた。

しいたけ茶 が村を訪れた。

【天の声（Xiwong）】

……バスクリン？！
あのう……、ジャスミンティー好きの私はどうしたら。

【天の声（Xiwong）】

＞しいたけ茶
……ごめんなさい。

【天の声（Xiwong）】

さて、どうしましょう。
狩人なし、占狂狼残り村人の編成ですけれど、アイスを抜いたほうがいいかしら。

あ が村を訪れた。

ピーチティー が村を訪れた。

【天の声（Xiwong）】

……萌えないでください。

狼少年 アイス は村を立ち去った。

ジオング茶 が村を訪れた。

【天の声（Xiwong）】

ごめん。抜いちゃったものは戻せません。

【天の声（Xiwong）】

ジオング茶を村から去らせて開始したら、ただの職権濫用ですよね……。（涙）

【天の声（Xiwong）】

まあいい。開始します。

この村には……人狼が2人、占い師が1人、狩人が1人、村人が4人、いるようだ……。

朧に輝く弦月が空を支配し、最初の夜が訪れた。

　杜仲茶 は 減肥茶 を護衛している。

　ジャスミン茶 は スコットランドヤード を占った。

　ジオング茶 を狙う。